配信画面を作り直しています — 7つに分かれた操作を1画面へ
4つの送出方式それぞれに別の画面があり、どれが何の役目か分かりにくくなっていました。1画面へ統合し、配信前に絵を確認してから開始できるようにします。実装前の設計として、決めたことと、その理由、できないと分かったことを書きます。
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この記事を書いた人
イベント配信エンジニア / SynQNow 開発者
イベント制作の現場に25年、映像配信に20年近く携わってきました。オンライン配信が当たり前になるより前から、拠点間中継やライブ配信の現場に立っています。
工業高校で技術を学び、部活では吹奏楽をやっていました。その両方を活かせる仕事は何かと考えて思い当たったのがPA(音響)で、そのままPA系の専門学校へ進みました。
在学中は授業よりレコーディングスタジオに入り浸り、CM音楽の編集など制作の現場に関わっていました。教室ではなく現場で覚えた、というのが私の最初の職業体験です。以来25年、やっていることの本質はあまり変わっていません。
2000年〜(9年間)
いわゆる「小屋付き」として、ホールに入るあらゆるイベントの技術を担当しました。所掌は音響・映像・照明・電源・ネットワークの全般。会場設備そのものを内側から理解したこの9年が、いまの配信の仕事の土台になっています。
2009年〜
映像配信サービスを提供する事業者へ移り、配信イベント案件を担当。現場業務から入り、営業・設計・プロジェクトマネジメント・構築運用・現場対応・新サービス開発まで、案件のライフサイクル全体を経験しました。対象は株主総会・IR説明会・社内イベント・学会・展示会など、失敗が許されない種類の配信が中心です。
現在
配信とPAの実務を続けながら、現場で繰り返し直面した課題をそのまま設計に落とし込む形でSynQNowを開発しています。規模の大小を問わず現場に立ち続けていることが、プロダクトの判断基準になっています。
保有資格
4つの送出方式それぞれに別の画面があり、どれが何の役目か分かりにくくなっていました。1画面へ統合し、配信前に絵を確認してから開始できるようにします。実装前の設計として、決めたことと、その理由、できないと分かったことを書きます。
PA卓の音をそのまま配信に流すと「小さい」と言われます。原因はレベルではなくダイナミクスレンジ。ラウドネスで測る方法、音楽とプレゼンでの違い、プラグインで整える順番、PCが落ちても音を止めないDanteの構成まで書きます。
イベントBGM用の8 Deck再生アプリOctaQを1.1に更新しました。HOT CUE、拍線の表示、客席に音を出さずに仕込める操作系、同一オーディオI/Fでの2系統出力。そして小節頭の自動判定を、測ったうえでやめた話を書きます。
配信コンソールにブラウザ送出を追加しました。エンコーダもウインドウキャプチャも要らず、音声はn-1を送るだけ。配信元の構成をブラウザ1枚に畳んだ内容と、遅延が約1秒から190ミリ秒になったことを書きます。
進行が読めないイベントのBGMオペレーションは、2 Deckでは回りません。8 Deckにした理由、EQもSYNCも載せなかった判断、2系統出力の同期で詰まった点まで、macOS用アプリOctaQの開発記録をまとめます。
ボンディングルーターはイベントごとの使用ならレンタルが現実的です。買うか借りるかの判断、国内で借りられる製品と取扱い、対向とSIMを含むかの確認、臨時回線と比べた費用感をまとめます。
複数の携帯回線を束ねて配信用の安定した経路を作るボンディングルーター。パケットを分散して対向で束ね直す仕組み、配信エンコーダ内蔵型とインターネットアクセス専用型の違い、超低遅延の配信につなぐときの注意点を解説します。
フレッツ光の臨時敷設で、最初に相談する相手はNTTではなく会場担当です。申し込みの伝え方、工事前調査の立会い、光ケーブルの配線制約、開通試験のタイミング、そして撤去と原状復帰まで、現場の手順を通しで解説します。
イベント期間だけ光回線を臨時に敷設するとき、何を基準にフレッツの線種とISPを選ぶのか。帯域確保と帯域優先の違い、冗長構成から線種を逆算する考え方、契約に縛りのないISPの選び方を、申し込みで伝える内容まで含めて解説します。
質疑応答で質問者に自分の声が返ると、会話は成立しません。配信にはオールミックス、会話にはマイナスワン(n-1)。配信元の卓でどう作り分けるのか、映像側の考え方まで含めて系統図で解説します。
会場の回線をそのまま配信に使えるかは、ロケハンでの確認で決まります。有線か無線か、経路とケーブルの状態、当日の共有状況、速度試験で見るべき数値——現場で実際に確認している項目を順にまとめます。
SynQNowの配信基盤にAWS IVSとSkyWayという2つのマネージドサービスを選んだ理由と全体構成を解説します。自前でSFUを立てない判断と、2つの配信モードがこの構成から生まれた経緯について。
リハーサルで「固定でよい」と決めたカメラを、本番の想定外で動かすかどうか。配信オペレーターの判断は反射神経ではなく、本番前に揃えた材料で決まります。何を揃えているのかを、現場の視点で分解します。
WebRTC・HLS・SRT・RTMPは並列に比較できるものではなく、担当する区間と得意分野が違います。それぞれの仕組みとトレードオフを整理し、用途から逆算して選ぶための判断基準をまとめます。
配信が数十秒遅れる原因の大半は、実は一箇所に集中しています。カメラから視聴者の画面までを段階ごとに分解し、どこにどれだけ時間がかかっているのかを整理します。